鹿児島の本格芋焼酎「玻璃」

玻璃~hari~
製法
飲み方
取扱店舗

繊細な技で光り輝く芋焼酎

【玻璃（はり）】とは、
その本質を映すもの。
それ自身が光り輝くもの。
あらゆる光を通すもの。
曇りなく澄みきっているもの。

ガラスや水晶のように繊細で割れやすく、
儚（はかな）いけれど、美しく光り輝くもの。
そんなイメージから、【玻璃】は誕生しました。

この瑠璃色の瓶に入った芋焼酎を口にした時、
舌先や鼻腔、喉の奥で感じる「鋭さ」「馥郁（ふくいく）」、そして「余韻」。

黄金千貫の持つ地力、透明な原酒が放つ煌（きらめ）き、
その香りとともにあふれる個性。

蔵人の技は繊細だけれど、
生み出された原酒がキラリと自己主張をする、
その味わいや香りの強さを【玻璃】の名に凝縮しています。

王道・黄金千貫の底力

玻璃の原料芋は、黄金千貫です。
今は香りの強い紫芋や甘みの強い安納芋など、さまざまな芋が焼酎の原料に使われますが、
わたしたちは、やはり黄金千貫こそが「芋焼酎の王道」だと考えて、玻璃に使用しています。
甘みも、香りも尖りすぎず、最も落ち着く味わいだと思うからです。

ブレンダーの松元太は言います。

「玻璃は口当たりよく飲めて、コクのある味わいと香りの力強さも残した芋焼酎にしたいと思っていました。
白麹だけだとあっさりし過ぎるので、味に深みを加える意味で黒麹の原酒をブレンドしました。
すっきりしながら、コクも甘みも感じられる芋焼酎に仕上がっています」

黄金千貫の香りとコクを感じながら、すいすいと飲める玻璃は、
お湯割りもいいですが、ロックや水割りでの飲み方をおススメしています。

時間を重ねてこの上なく旨い焼酎ができる
昔ながらの製法がここに生きる

玻璃は、三和酒造の昔ながらの製法で誕生します。

酒母をつくる１次仕込みも、本醪（ほんもろみ）をつくる２次仕込みも、
地中に埋め込んだ甕壷（かめつぼ）で行う「甕壺仕込」。

できあがったもろみを、鹿児島の１１４社のうち、
１１社しか使用していない伝統的な木樽蒸留器で常圧蒸留し、
その原酒を素焼きの甕で寝かせています。

そして、もう１つのポイントがネル布（綿布）を用いたろ過。

私たちは不純物を取り除くために、通常はろ紙フィルターを使っています。
ただ「不純物はなくしたいけど、うま味成分はできるだけ残したい」と思い、
より目の荒い綿布を使用することで、うま味と香りを絶妙なバランスに仕上げました。

地中に埋め込まれた「甕壺」。
外気温の影響が少なく、その容量と形状で醪の対流効果が得られ、品質の高い「極上の醪」を生み出します。
一次仕込みだけの蔵もある中【玻璃hari】は、酒母を作る「二次仕込み」とも、その甕壺を使用しています。
日本でただ一人、芋焼酎造りに使われる「木樽蒸留器」を作る津留安郎氏。
先代は「現代の名工」や「黄綬褒章」を受賞した名匠津留辰矢氏。木樽の製作には設計図が無く、また釘も使わず、一つ作るのに3ヶ月掛かります。
生み出された原酒は芳醇な香りで口当たりがやわらかく、その上、コクがあり、とても味わい深いです。
甕壺仕込·木樽蒸留で生まれた原酒を素焼きの窯でじっくりと寝かせ熟成させました。
口に含んだ時のキレを生み出す白麹、
そのキレを邪魔せずに独特の甘みとコクを出す黒麹。
その原酒たちが遠赤外線効果により角が取れて
じんわり柔らかい焼酎へと進化します。
「不純物は取り除かなくてはいけない」
「でも旨味成分はできるだけ残したい」
そこで私たちは、濾過の回数を考慮し、また昔ながらのネル布(綿布)を用いて濾過を行いました。旨味成分の量に伴う味と香りの絶妙なバランス。
蔵人の手技による、本物の味わいをお楽しみください。